2022-01-01から1年間の記事一覧

北の国から

稚内駅からバスに乗り稚内市樺太記念館に向かった。そこでは、南樺太は40年の短い歴史と悲劇的な最期をもってロマンティックに語られる。しかし、それらは多くの屍の上にできていることに大泊港の整備の説明書きを見ている際に気が付いた。20年代の内地での…

僕がライ麦畑でつかまえて

異性交遊は大人への入口であり、社会への服従の対象、そして憧れの対象でもある。しかし、子供でなくなることの恐怖から内心は対立しており、ホールデンはエレベーターホールに売春を誘われ、一度は承諾するも断るのである。他の事象でも、大人への憧れと子…

女装におけるのりこえの理論

それを女装であると定義した時点で女装をのりこえることはできない。他の女装をのりこえる為には女装という概念ののりこえが必要である。 それが女装であり続ける以上、他の女装と同等の価値しか持たないのだから、それを女装の更に上にあるものと定義しなけ…

三里塚での援農に参加して

三里塚への行きの車で勧められた"ぼくの村の話"を読んで、三里塚は家族、農地そして農村を守るための闘いであることを改めて感じた。三里塚での闘いは他の人の土地だから空港建設はしかたのないというものではなく、それは全国の農地から拡大する資本主義、…

平和記念公園の火を消すこと

8月25日の朝から広電で本町小学校や原爆ドーム、レストハウスに行ったりして昼過ぎに原爆資料館に行った。原爆資料館は被爆者の服や破壊された街、いくら原爆の酷さを展示していたが体制が作ったものに変わりはない、そして僕にはそれは被害者であり続けたい…

僕がライ麦畑でつかまえて

">最近ビートルズをよく聴くのだけど、最初に聴いたのは中学の英語の授業で聴いた”イマジン”だったと思う(正確にはビートルズの曲ではない)。当時読んでいた、東野圭吾の”ナミヤ雑貨店の奇蹟”という小説にもビートルズを聴いている少年が出てきたのを覚えて…

肉屋を応援するブタさん

7月8日に安倍が撃たれたわけだが、この事件をきっかけに政府や警察は警備の強化や治安維持を名目に警察権力を拡大させ、それらを名目に僕たちの自由や権利を縮小させようというのは目に見えている。色々と制限を設けるつもりらしい。一部では治安維持法が復…

絶対的な権力は絶対的に腐敗する

全ての権力を疑おう。全ての権威を疑おう。 法律とか規則とか言うものは、元を辿ると村の掟だし、税金も元を辿ると村のカンパだ。村の掟は個人と共同体の幸福のためのものであり、それで不幸になる人が出てはならない。カンパも自主的なものであり、強制され…

郷土愛と三里塚

">僕が三里塚を知ったのは、中学生のころに、宗田理の"ぼくらの南の島戦争"という小説を読んだことがきっかけだ。”ぼくらの七日間戦争”の続編で七日間戦争は知っている人も多いと思う。 南の島に旅行に行った主人公(中学生)たちが島の住民とともにその島をリ…

天皇の下で民は平等であり

現在の天皇は資本家たちによって、操られており、これらは革命的共産主義者の天皇の廃止論につながっている。 天皇は国民のために存在しているのであり、国民が天皇のために存在しているのではない。明治維新で建設された西洋の王室を模範とした天皇制は粉砕…

農本主義革め

">農本主義。農業を国の根本に置く考え方である。日本は秋津島(秋津はトンボのこと)や瑞穂国と呼ばれるように農の国。コメの国である。しかし、産業革命以降(戦後)国内の農業従事者は減少を続けている。 "> ">農本主義の源流は近代化、都市化に対するアンチ…

反民主主義と反国家主義について

">問題は無政府主義とか共産主義と言われているものが国民生活とは乖離している点である。 現状の議会制民主主義とされているものは多数派(資本家)の"まやかし"であり、さまざま利権団体の票の奪い合いは国民の意見が反映されているとは言えない。選挙で大き…